2013.7.19,7.22 ボランティア説明会

被災地が深刻なボランティア不足であることを知り、広く学生ボランティアを募集するために企画された、初めてのボランティア募集説明会。
「ボランティア募集プロジェクト@京大」の名で開かれた。

興味はあるけど踏み出せない……そんな方の背中を押して、
現地と京都とを結ぶパイプのような役割が果たせたら。


問題意識

「ボランティア」という立場で現地の団体の活動に参加させてもらい、改めて被災地について考えた時、被災地のボランティアを巡る次のような問題が見えてきました。

  • なかなか進まない復興と深刻なボランティア不足
1)東日本大震災から2年以上が経ち、震災関連の報道は減りましたが、被災地ではまだまだ支援を必要としています。
がれき撤去や泥出しが終わっていない地域、震災後の急速な過疎化や人手不足に悩まされる地域、震災による貧困や孤立……
震災から時間が経過した今だからこそ、被災地では「より細やかなケア」が必要となってきていると言えるでしょう。
2)その一方で、現地でのボランティア不足は深刻な問題です。
社会福祉法人全社協による統計では、月当たりの活動者数はピーク時(2011年5月)の1/10以下、一年前との比較でもほとんどが半分以下となっています。
復興支援には、まだまだ人手が必要なのです。


  • ボランティア活動の質~遠隔地からの支援企画の限界
震災復興支援に関わろうとする時、選択肢は大きく2つあります。
すなわち、現地の団体の活動に参加するか、それ以外の団体から活動するかの2つです。
震災復興支援を謳う団体は全国に多く存在します。
そして被災地に居なくても具体的なニーズを把握し、効果的に活動していらっしゃる団体もたくさんあります。
しかしながら、中には具体的なニーズを把握できずに「ズレた」支援を行ってしまったり、ボランティアのための基礎知識なしに活動してしまい、被災者の方に迷惑をかけたりする団体も残念ながら存在するのです。
例えば、震災当時のことを無闇に聞き出し、フラッシュバックを引き起こしてしまうという事例もあったようです。
このように、結局は被災者のためではなく、自己満足に終わってしまっている団体も多いというのが現地の声でした。
それは両者にとって不本意な結果です。

  • 以上の2点の問題から、今、ボランティアに必要なのは「現地の団体に頼る形で、純粋に労働力を提供することによる効率化」だと考えました。
現地の団体は、ボランティアに関する知識が豊富なのはもちろんの事、
1)地域密着だからこそのニーズ把握能力の高さ
2)長期的ビジョンを持つ
3)実行力に優れる
という、「強み」を持っています。
「時間のある学生として何かしたい」
その気持を活かすためには、やはり現地の団体の活動に参加することが一番だと私たちは考えています。

  • 私たちは被災地から遠く離れた京都に住んでおり、頻繁に足を運ぶことはできません。
しかし、そんな私たちでも、なるべくたくさんの人たちと被災地の今や現地での体験をシェアし、震災ボランティアに興味をもっていただくきっかけを作ることはできます。
興味はあるけど踏み出せない……そんな方の背中を押して、
現地と京都とを結ぶパイプのような役割が果たせたら。
そんな思いで活動しています。

  • 最終更新:2014-12-02 12:57:19

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